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2013年02月05日

仙台出身女性監督 ハリウッドの映画祭で優秀賞

 □人を癒やす作品作りたい

 米・ロサンゼルスを拠点に活動する仙台市出身の映画監督、菅原千夢(ちゆめ)さん(31)の短編映画「Singing Moon」が1月、“映画の都”ハリウッドで行われた映画祭で優秀賞を獲得した。菅原さんはすでに震災をテーマに据えた故郷の仙台と米国を舞台にした次回作の構想を練っており、被災地での撮影も計画している。菅原さんは「人の痛みや喜びを描き、癒やす作品を作りたい」と語る。(大泉晋之助)

                   ◇

 高校卒業後、カナダの大学に進学、その後、映画制作に携わるようになった菅原さん。平成19年からは米・ロサンゼルスに拠点を移した。

 「Singing~」は、主人公が起こした事故で死亡した弟の魂が主人公に宿り、弟の妻に会いに行く内容。人の過ちや許すこと、許されることをテーマにした短編だ。

 ■凱旋上映の計画も

 同作品で入賞を果たしたハリウッドの映画祭「Los Angeles Cinema Festival of Hollywood」は、過去に仏の俳優、ジャン・レノさんが最優秀主演男優賞を獲得するなど、数々の映画関係者を輩出。映画を志す若手作家の登竜門となっている映画祭だ。また同作品はスイスで行われた映画祭でも入賞。2月からは米のインターネット通販大手、「Amazon」でネット配給されるほか、3月にはDVDで発売されるという。仙台での凱旋(がいせん)上映の計画もある。

 「Singing~」をスタジオで編集中に東日本大震災の発生を知ったという菅原さん。なかなか両親の安否が確認できず沈んでいたという。数日後、ようやく電話で声を聞くことができた父が「大事な食器がほとんど割れちゃったけれど、(多すぎる食器を)整理しなくて済んだ」と笑いながら話すのを前に、「大変なのは両親なのに私が癒やされた。笑顔で人に何かをすることの大切さを教えてくれた」と振り返る。

 ■次回作は被災地舞台

 心配で、すぐに帰国したかったが、その頃は友人の映画のプロデュースの最中だった。不安や悲しみをこらえて作業に没頭した。

 そんな経験は菅原さんの創作活動に変化を与えた。それまでも人の触れ合いを描いてきた菅原さんだったが、「明日への勇気を出すお手伝いができるような作品を届けたい」との思いを強くした。

 現在、新作に向け脚本を執筆中という菅原さん。震災からアイデアを得たといい、仙台など被災地と米国を舞台にした作品になる見込みだ。仙台など東北各地での撮影も計画している。まだ、内容を発表できる段階ではないというが、「仙台や被災地の方々に共感してもらえる作品になると思う」と意気込む。

                   ◇

【プロフィル】菅原千夢

 すがわら・ちゆめ 昭和56年、仙台市生まれ。平成12年、仙台育英学園を卒業し、カナダ、ビクトリア大学に進学。卒業後、カナダで映画、テレビ制作に携わり、平成19年、米・ロサンゼルスに移住。南カリフォルニア大学(USC)大学院映画芸術学部制作科に進み、「Singing Moon」を卒業制作として完成させた。映像コンテンツ会社でハリウッド・プロデューサーの秘書を務め、現在は、映画とテレビ番組の翻訳に携わり、自身の制作活動を行っている。  


Posted by ビッグバン at 09:16Comments(2)