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2013年03月01日

江戸絵画の美「若冲が来てくれました」展 仙台できょう開幕

 江戸絵画の収集家として世界的に知られるジョー・プライスさん(83)とエツコさん(74)夫妻=米・カリフォルニア州=の所蔵品を紹介する特別展「若冲が来てくれました-プライスコレクション・江戸絵画の美と生命」(実行委主催、河北新報社など共催)が1日、仙台市青葉区の市博物館で開幕する。東日本大震災の復興支援の一環で、盛岡、福島両市も巡回する。
 ジョーさんは28日、市博物館で記者会見し「自分が心洗われた美しい作品を見てほしい」と語った。この後、開会式と関係者の内覧会があった。
 ジョーさんは60年前に伊藤若冲の絵に魅せられて以来、江戸絵画の収集を続けている。所蔵品は約600点に及び、日本でコレクション展を開くなど、若冲の再評価のきっかけをつくった。特別展は、被災地の人々に癒やしや希望を感じてもらおうと開催。作品は夫妻が無償で貸し出した。
 展示作品は、若冲、長沢芦雪(ろせつ)、曽我蕭白(しょうはく)、円山応挙ら京都の画家や、酒井抱一、鈴木其一ら江戸琳派の画家の約100点。動物、美人など七章に分けて飾られている。
 若冲の「鳥獣花木図屏風(びょうぶ)」は縦168センチ、横374センチの屏風2枚の大作。画面を約8万6千個の小さなますに分割し、白いゾウと鳳凰(ほうおう)を中心に動物と鳥の楽園のような世界を描いている。本物の色彩と質感を感じてもらおうと、ケースに入れずに展示している。
 このほか、若冲の「紫陽花双鶏図」や「虎図」、芦雪の「白象黒牛図屏風」、其一の「群鶴図屏風」などの名品が並ぶ。
 仙台市博物館での展示は5月6日まで。入場料は一般・大学生800円、高校生以下無料。5月18日~7月15日に岩手県立美術館(盛岡市)、7月27日~9月23日に福島県立美術館(福島市)を巡回する。  


Posted by ビッグバン at 07:49Comments(0)