2013年01月22日

ゴルフ場開発跡地、国が同意 南三陸戸倉地区集団移転事業

 宮城県南三陸町戸倉のゴルフ場開発跡地が21日、集団移転先として国の同意を受けた。議会の反発、元楽天副社長の土地取得と町への寄付、埋められた産業廃棄物の判明…と曲折をたどった末の決定。災害公営住宅や小学校が建設され、戸倉地区の中心地となる見込みで、住民は「やっと前に進める」と歓迎する。
 「遅れていただけにうれしい」。戸倉まちづくり協議会の村岡賢一会長(62)はホッとした表情を浮かべた。
 ゴルフ場開発跡地の広さは約106ヘクタール。戸倉地区の折立、水戸辺、在郷、西戸の4集落112戸が移り住む。
 当初、町の高台移転第一号と期待された計画の決定は、遅れに遅れた。
 町は2011年8月、土地の取得議案を町議会に提出した。「説明が不十分」と議会の反発を受け、議案を撤回し再提出。住民は1497人分の署名を集め早期取得を陳情したが、11年10月に議案は否決された。
 事態が変わったのが11年12月。元楽天副社長が土地を取得し町に寄付した。移転実現に向けた住民の期待とは裏腹に、今度は12年4月、跡地から産業廃棄物が見つかった。産廃を避ける形で計画の練り直しを迫られた。
 結局、集団移転の決定は町内で最後になり、村岡さんは「一日も早く住民の生活を取り戻す環境整備をするのが政治家の務めだ。議会や町はもっと柔軟に対応してほしかった」と振り返る。
 西戸地区の住民はゴルフ場開発跡地のほか、圃場整備事業と組み合わせて一部が地区内に移る。
 津波の災禍が広がった南三陸町は今回で、計画する20地区28団地全ての防災集団移転促進事業が国に同意された。1096戸3839人の集団移転が本格化する。
 佐藤仁町長は「さまざまなハードルがあり、戸倉地区の皆さんには心配を掛けた。全ての地区で早く住宅を建てられるよう造成を急ぎたい」と話した。



Posted by ビッグバン at 08:49│Comments(0)
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