2013年03月18日

東北大が「遺伝カウンセラー」養成コース 来月開設

 東北大は4月、大学院医学系研究科に「認定遺伝カウンセラー」の養成コースを開設する。全国10番目で、北海道・東北では初めて。
 認定遺伝カウンセラーは、遺伝子治療などの際に患者や家族に寄り添って、適切な遺伝情報の提供や社会の支援体制の説明を行い、当事者の意思決定をサポートする。
 コースは医療保健など生命科学系の大学出身者、医療系国家資格を持つ社会人入学者が対象。医科学専攻修士課程(40人)の一部も対象となるが、既に入試を終え、2人が確定している。
 東北大病院には、小児科遺伝科に遺伝カウンセリング外来がある。遺伝カウンセラーの臨床教育ができる臨床遺伝専門医指導医は全国の大学病院で最も多い6人で、指導体制が整っている。
 カウンセラー資格取得後は、大学や医療機関、地域の保健センターで、遺伝カウンセリングを行うことができる。製薬・検査企業に勤務するゲノム(全遺伝情報)の専門家、研究プロジェクトの支援なども担える人材の育成を目指す。
 カリキュラム作成と資格認定は、日本人類遺伝学会と日本遺伝カウンセリング学会による制度委員会が行う。現在、全国で140人の認定遺伝カウンセラーが活動している。
 東北大医学部は「多様化する臨床研究に即応できる人材育成を目指す」と話している。



Posted by ビッグバン at 09:26│Comments(0)
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