2013年03月20日

仙台市長選 同日選なら2億円経費節減



 仙台市選挙管理委員会は19日、任期満了に伴う仙台市長選の日程を7月28日告示、8月11日投開票と決めた。ただし、国会が延長された場合は参院選と同日に行うとしている。現状では1日違いで同日選ができないが、同日選が実現すれば市としては2億円近い経費削減につながるため、異例の「ただし」付き決定とした。

 公選法の規定で参院選は「閉会日から24日以後30日以内」と定められている。開会中の通常国会は6月26日までで、7月21日の投票が有力視されている。

 一方、市長選は「任期が終わる日の前30日以内」となっており、奥山恵美子市長の任期満了は8月21日であるため、最も早い日程で7月22日投票。1日違いで同日選ができないという状況になっている。

 しかし、国会が延長されれば参院選の投票日がずれることから、同日選が可能に。実現すれば経費削減につながる。市選管によると、参院選の事務経費は約2億5千万円、市長選は約3億2千万円だが、同日選なら約3億8千万円で済み、1億9千万円もの節約になるという。

 東日本大震災からの復興で財政事情が苦しい中、仙台市にとって同日選は願ってもないこと。市選管は「現状では法律上、同日選はできない。経費の削減と有権者の便宜を考慮して、苦しい決め方になった」としている。



Posted by ビッグバン at 08:24│Comments(0)
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